昨今,かなり多くの人が,友人や交際相手とLINEで頻繁にメッセージのやりとりしていると思います。仕事関係でLINEを使っている人も見たことがあります。
ただ,やりとりしているときは,LINEの内容が後で重要な証拠となりうることを意識している人はあまりいません。
我々からすると,LINEのスクリーンショットやトーク履歴が依頼者から持ち込まれることは多く,その重要性はよく理解しています。
例えば,配偶者の不貞行為が疑われる案件の場合,探偵の報告書など決定的な証拠がある場合もありますが,そこまでは無く,不貞相手とのLINEのやりとりが有力な証拠となることはよくあります。
また,例えば,友人間におけるお金の貸し借りでは,ちゃんとした契約書が作成されることはまずありません。このような場合でも,お金の移動や返還約束がLINEである程度明らかになることはよくあり,重要な証拠として扱われています。
以上のとおり,LINEのメッセージは,重要な証拠となりますので,トラブルが発生する可能性がある方は,スマホの機種変更時などに消してしまわないように注意してください。スクリーンショットを撮って保存するということも一つの手段です。