誰もが刑事事件の被疑者になる可能性があります。

 一般的には、弁護士といえば、民事事件より刑事事件の方がイメージしやすいかもしれません。ドラマの影響ですよね。
 しかし、現実には、刑事事件は、ほとんどの弁護士にとって周辺的な業務になってしまっていることが多いと思われます。
 刑事事件は、万引き(窃盗)も含めれば、かなりの数が発生しているのですが、ほとんどの事件で被疑者は自白しますので、事件自体を争うことは稀です。ドラマのように、冤罪だと争うことはほとんどないと言っても過言ではありません。
 しかし、刑事事件は、どんな方にでもいつ降りかかってくるかわからないものです。
 酒を飲みすぎたり、一時的な感情を抑えられなかったり、そんなことをきっかけとして刑事事件の被疑者として逮捕されてしまうリスクは、我々みんなに常に存在しているといえます。
 仮にそんなことがないとしても、人とのかかわりがある以上、犯罪の被害者になってしまうリスクもある程度あると言えます。
 こんな意味で、刑事事件は決して人ごとではないのです。